モバイルバッテリー読本

災害時に備えるモバイルバッテリー選びまさかの場面も大容量バッテリーがあれば安心

スマートフォンなどのモバイル端末は、もはや私たちの暮らしに欠かせない存在になりました。
ふだんの生活はもちろんですが、地震や台風などの災害時には、大切な情報伝達・情報収集の手段として、その重要度はいっそう高くなります。 そういった万一の時に、もしもスマートフォンのバッテリーが切れてしまったら……。考えるだけでも、ぞっとするような状況ですよね。
モバイルバッテリーは、そんな「まさか」の場面での電源確保という重要な役割が期待されるものでもあります。

では、災害が起こるかも知れないということを念頭において、どのようなモバイルバッテリーが手元にあると良いのでしょうか。

<非常用モバイルバッテリーを選ぶポイント>

いうまでもありませんが、基本的には大容量のモバイルバッテリーがあると安心です。停電が長引くことを想定するなら、最低でも20000mAh以上の容量のものが望ましいでしょう。20000mAhのものなら、3日間程度はスマートフォンの充電を繰り返しても問題ありません。

スマートフォンの他にもUSBで給電ができるものを併用するなら、30000〜50000mAhのモバイルバッテリーがあるといいでしょう。重量がとても重たくなりますので持ち歩きには不向きですが、家庭内の非常用電源と考えると、このぐらいの超大容量のものがあると安心です。
また、こうしたモバイルバッテリーの場合、100VのAC出力が可能なものもあります。どうしても動かしたい家電がある時に頼りになるでしょう。

注目するポイントは、容量だけではありません。出力ポートがひとつだけではなく、2個以上あるタイプを選んでおくことも大切です。家族用など複数のスマートフォンを同時に充電したいという場面などにも対応できます。

<非常用モバイルバッテリーの保管方法>

もしも非常時に備えてモバイルバッテリーを保管しておきたいという場合には、以下の点にも注意しておくと良いでしょう。

・充電ケーブルを複数用意しておく

せっかくモバイルバッテリーがあっても、充電ケーブルがないと話になりません。ふだん使いの充電ケーブル以外にも、予備のケーブルを2本以上用意しておくと、複数台のスマートフォンが充電できるだけでなく、まさかの断線というケースがあっても安心です。

・高温・水を避けて保管する

モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池は熱に弱いので、直射日光が当たる場所などでの保管は避けましょう。また、入出力に使用する端子の周辺に水が入るとショートしてしまうことがあります。ビニール袋など、防水性のあるものに入れ、安全な場所に保管することをおすすめします。

・半年に1回程度はモバイルバッテリーを充電しておく

モバイルバッテリーは、放っておくと、ある程度は自然放電します。ふだんの使用頻度にもよりますが、3カ月〜半年に1回程度はバッテリー残量を確認して、必要であれば充電しておくと良いでしょう。リチウムイオン電池はその特性上、使い切った状態で放置すると充電できなくなってしまいますので、保管の際には必ず残量を確認するようにしてください。

<cheeroの取り組み>

cheeroでは、災害時に対応できるモバイルバッテリーを、すでにいくつか開発しています。
家庭やオフィスのテーブルに設置して日常的にも非常時にも使える50000mAhの大容量バッテリー「cheero Power Mountain 50000mAh」、USBに加えてAC/DCも出力できる超大容量のバッテリー「cheero Energy Carry 450Wh」といったラインナップは、災害時の非常用電源としての用途を念頭において作った製品です。

これからもcheeroは、まさかの時に役立つ安心・安全なバッテリーづくりに力を注ぎます。